エフピーエムNews 第59号 円高・円安どっちがいいの?

【今回のテーマ】 「円高・円安」を分かりやすく解説します。

最近よく聞く円安報道。
東京外国為替市場の円相場が、1ドル=130円台をつけ、20年ぶりの円安水準を更新し、資源高も相まって物価高による家計への影響も心配されています。
【円高・円安】について、なんとなく意味はわかるけど、、、という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は円高・円安は具体的にどのようなものか、メリット・デメリットについて簡単に説明したいと思います。

円高・円安とは?

日本銀行HP:円高、円安とは何ですか?より引用)

何だかよくわからないですね、、
少し分かりやすく説明します。

円高とは?

円高とは文字通り日本円が高くなったことを表しています。例を挙げて具体的に見ていきましょう。

この例ではある時点で100円を出せば1ドルを買えていたのですが、時間を経て50円を出せば1ドルを買えるようになったことを示しています。
さて、これは円高と円安どちらに動いたといえるのでしょうか。「100円から50円になったから円安でしょ」というのは誤り。正しい答えは円高です。
50円=1ドルということは、言い換えれば100円を出せば2ドルも買えるということになります。
つまり100円=1ドルのときよりもドルをより多く買えることになり、それだけ円の価値が高くなった(=円高)と言えます。

円安とは?

では円安とは、文字通り日本円が安くなったということです。具体的に見ていきましょう。

こちらは100円を出せば1ドルを買えていたものが、時間を経て200円を出さないと1ドルを買えなくなったということを示しています。
先ほどと同様に「100円から200円になったから円高」と考えるのは誤りで、正しい答えは円安になります。
200円=1ドルということは、言い換えると半分の100円では0.5ドルしか買えないということになります。
100円=1ドルのときよりも買えるドルが少なくなってしまい、それだけ円の価値が安くなった(=円安)と言えます。

円高・円安のメリットとデメリット

円高・円安にはそれぞれメリットとデメリットがあります。主なものは以下の通りです。

円高のメリット

個人(消費者)→輸入品が安く買え海外旅行も安く済む
企業→ 輸入コストが安くなり輸入産業の利益が増える

円高では、日本円の価値が高くなるため「海外のモノ」を安く買えるようになります。
もちろん、外貨も安く調達できるため「海外旅行」も安く済むという仕組みです。
企業に関しても根本的な考え方は同じ。輸入(材料・燃料など)を安く済ませることができるため、コストが減り、利益を最大化しやすくなります。

円高のデメリット

個人→海外資産に投資している場合、資産価値が下がってしまう(日本円換算で)
企業→日本の輸出製品が高くなり海外で売れにくくなってしまう
円高は個人よりも、企業と日本経済へのデメリットが大きくなります。
例えば自動車を筆頭とした輸出産業の業績が悪くなったり、海外旅行客の減少を招いてしまうことが予想されます。
さらに、円高が長期化すると景気が悪化して消費者にも悪影響をが及ぶ可能性も捨てきれません。

円安のメリット

個人→米ドル資産など海外資産の価値が上がる
企業→海外で日本製品が売れやすくなり輸出産業の利益増加、観光客増も見込める
円高とは異なり、円安はどちらかというと企業側のメリットが大きくなります。

まず円安になると、海外からすれば日本製品が安く買えるようになります。
すると、自動車や電子部品などの輸出製品がよく売れるようになり、輸出産業が活発になるからです。

円安のデメリット

個人(消費者)→輸入商品が高くなる、原油などのエネルギー資源も値上がりする可能性
企業→輸入コストが高くなり輸入産業の利益が減る
一方円安のデメリットは、個人に対する影響が大きくなる傾向にあります。

円安になると、輸入品に頼っている日本では「生活必需品の値上げ」などに見舞われるリスクがあります。
すると、賃金などは変わらないのに出費は増えてしまいますよね。
特に、株式などの金融資産を持っていない場合には、資産が目減りしてしまうことに注意が必要です。

いま円安の時にすべきこととは?

円安のときにするべきことは、現金をはじめとした預金以外の「金融資産」を持つことです(持っていること)
例えば、日本株式や米国株式、投資信託、米ドルなどの外貨など。
「金融資産を持つ」と聞くと「投資をしなきゃいけないの?ハードルが高いな…」と思うかもしれませんが、金融資産を持つこと自体はそこまで難しくありません。
外貨預金であればほとんどの銀行で可能です。
とは言え、何から始めたらいいのか分からない場合は、お気軽にLINEでご相談ください。

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