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エフピーエムNews 第46号

【今回のテーマ】
「ダークパターン」という言葉を聞いたことがありますか?
ーーー今回は人の心をさりげなく操る「ダークパターン」についてお話します。ーーー

皆さんはネット通販で買い物をしたことがありますか?
大半の方が「はい」と答えますよね。
インターネットで買い物をしていると「在庫残り◯◯個」や「セール終了まであと◯◯時間」の表示をよくみます。
このように在庫の少なさを強調したり、セールに時間制限を設ける、押して欲しいボタンを目立たせて申し込みを促すといった心理的な誘導を煽るようなサイト設計をダークパターンと言います。
確かに、残りあと何個!や、もうセール時間が終わる!と思うと、すぐに買わなきゃって思いますよね。
ダークパターンは約10年前に英国で「消費者を欺く」と問題視され、注目を集めました。

ネットサービス退会などの解約を煩雑にする「障害」という手法や、セールの時間制限などを強調する「あおり」、余分な注文のボタンの色などを目立たせて申し込みを促す「誘導」など様々な手法があります。
欧米では規制が進んでいて、米カリフォルニア州では20年11月に利用者を誘導して本人が意図する以上の個人データを企業に提供させる一部のダークパターンは禁止対象となりました。
米ワシントン州でも21年1月、同様の法案が提出されています。
一方、日本はというと企業や行政の対応が遅れているのが現状のようです。

日経新聞社が20年12月に行った調査によれば、国内主要100サイトの6割でダークパターンが利用されているという結果が報告されました。
19年に米プリンストン大学がアメリカの約1万1千サイトを調べた際の利用率は約11%だったそうです。
調査手法に違いがあるかもしれませんが、日本はアメリカの約6倍、利用率の高さが際立ちますね。
消費者庁は悪質例を防ぐため、特定商取引法の改正に動いていますが、現行法では大半は合法となり、多くの企業では「改善余地はあるが違法ではない」と見直しに消極的なようです。

ダークパターン自体は、明らかな詐欺ではありませんが、中にはかなり悪質なものも含まれています。
知らず知らずのうちに、企業があらかじめ用意した筋書きに沿って誘導されていないかどうかを冷静に考えてみることが大切です。

あなたの購入の決断は誰かに“操作”されていませんか?

 

 

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